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【研修レポート】“動き出しは本人から” 〜ケアを見直す2日間〜

掲載日:2025.07.25

北海道とは思えないほどの猛暑が続いていますがみなさま体調崩されていませんか?

この度初登場となります。理学療法士のフィッシャーマンFと申します。よろしくお願いします!


このたび7月14日~15日にかけて、作業療法士の大堀具視先生を講師に迎えた1泊2日の研修が帯広で開催されました。今回のテーマは、「動き出しは本人から」。現場で日々利用者さまと向き合う私たちにとって、改めて考えさせられる内容ばかりでした。

今回の研修には、全道から約130名が参加。
アートライフからは4名が出席し、同志のフィッシャーマンS部長と私は運営スタッフとして参加させていただきました。会場の設営や進行のサポートをしつつ、講義や実技にも参加するという、貴重な立場での学びとなりました。

また、介護福祉士2名は通常の参加者として研修を受講。現場の最前線で日々介助にあたる2人にとっても、たくさんの気づきが得られた2日間だったようです。

「手を貸しすぎていないか?」を見直す

講義や演習では、「利用者さまが本来自分でできることまで、無意識のうちに介助していないか?」という視点を中心に据えて進行されました。

実技では、実際に身体を動かしながら、“される側”の立場も体験。
あえて手を出さず、見守ることの大切さや、利用者さまの「やろうとする気持ち」を引き出す支援とは何かを、肌で感じることができました。

自立支援とは“待つ”ことでもある

この研修を通じて、ケアの中に潜む“奪ってしまう介助”のリスクについて再認識しました。利用者さまの可能性を信じ、「できることはご本人に委ねる」ことの大切さを、現場に持ち帰り、日々のケアに活かしていきたいと思います。

今後も、こうした学びの場を通じて、チーム全体でのケアの質を高めていけるよう努力していきます!

最後までご覧いただきありがとうございました!