『動き出しは本人から』~スキルアップ研修に参加して~

掲載日:2023.09.15

皆さんこんにちはヽ(^。^)ノ!!ブログ部長でございます。
さて、本日は北海道老人保健施設協議会が主催する「スキルアップ研修」に参加しましたので、報告します。
今回は、ハイブリット研修と言う企画側の技術も必要な方法を用いた研修でした。簡単に言うと、生中継で現場と各地域のモニターをつなぎ同時進行で講義を受けると言うことですね。(^o^)/

当施設は、会場となった「介護老人保健施設月形緑苑(月形町)」にお邪魔して、直接、講義と実技を学んできました。

講師は、日本医療大学の大堀具視(おおほり ともみ)教授。
テーマは「動き出しは本人から」~当たり前のことを当たり前に実践するための考え方から実技まで~と題し、介護技術による介護者優先の介護を見直し、本人が持つ本来の動きに着目して、見守りと必要な動作に支援(介護)をすることの重要性を学びました。

大堀教授の言葉を一部お借りすると「私たちは当事者(介護を要する方)主体での関わり方を追求する必要があります。したがって、当事者の持つ能力を認め、引き出すための原理について可能な限り客観視するよう努めます」

介護を要する人に「起きますよ。起きれますか?」と声をかけて「うん」などと答えたのであれば、その次の動作を『待ち』『観察』する。
すぐに手を差し伸べるとその方自身の『起き上がろうとする行動や動作』を『妨げる』と言うのが一例でありました。
※ 講義内容を言葉や文面に表現し伝えることはとても難しいですね・・・。

今回、研修に参加した職員は、後日、伝達講習会を行う予定です。講義の一部を撮影した写真などを工夫して、より分かりやすく伝えてくれることかと思います。
私達は、より質の高いサービスを提供できるよう、職員同士で切磋琢磨しあって、大きく成長していきたいと思います。